白いピリオド

作詞 小林英樹  作曲 齊藤誠人

 凍てつく空気を吐く息で白く濁し
 鳴り響く靴音リズムに変えて
 哀しげなメロディー口ずさめば孤独さ
 ほら今年もまた終わりが来る
 舞い降りた粉雪が
 僕の心を乱した
 止まって止めて降り出したあの雪が
 街を銀に染める前に
 止まって止めて降り積もる白いピリオドに
 残せなかった足跡さえも

 癒される事それだけを求めすぎた
 奮い立つ勇気を失くした者よ
 どれほどの優しさで心は癒されても
 前を向くべき日はいつかは来る
 人は誰もがみんな
 雪路を彷徨って
 歩いて休んで終わりなきこの旅で
 人はそんな強くないと知り
 迷って信じてやがて登る朝日に
 溶けて消えそうなこの思い

 雨粒が寒さに凍えて雪になった午前2時
 家路につくこの心と体の熱を吸い取って浸み込んでくる

 止まって止めて降り出したあの雪が
 街を銀に染める前に
 止まって止めて降り積もる白いピリオドに
 残せなかった足跡さえも